昨日の続きです。
もう少し掘り下げて、テーマを夫婦関係に絞って見ましょう。
ゴットマンの理論によれば、5つの破壊的な感情的反応があり、それらがあれば離婚が予測されるとされています。
批判、侮辱、軽蔑、自己弁護、逃避ですね。
この中でも最も重要なのは軽蔑だそうです。
まず、批判とは、相手を軽蔑するような発言をすることです。
侮辱は、人格攻撃をすること。
自己弁護は、責任のなすりつけ合いをすること。
そして、逃避は問題にきちんと向き合わないこと。
これらを具体的に考えて見ましょう。
離婚するカップルには以下のサインが見られます。
・会話の出だしが非常に悪い。
相手への皮肉や非難から始まるわけですね。
離婚するカップルに見られるサインをもう少し上げます。
・会話が、非難、侮辱、自己弁護、逃避といった危険要因で溢れている。
・二人の間に緊張関係が生まれても、それを抑えるための努力がされないか、されても片方が無視する。
・悪い過去ばかり思い出し、さらには過去の良い思い出すら、悪い思い出に書き換えてしまう。
ということは、カップルの関係を円満に保つためには、これらの要素を逆にすればいいわけです。
・夫婦は一心同体という態度を見せる。
・自分が相手を理解していることを知らせる。
・相手への思いやりと感謝の心を育てる。
・相手から逃げずに真正面から向き合う。
・相手の意見を尊重する。
・感情を共有する。
・2人で解決できる問題に取り組み、行き詰まりを乗り越える。
・そして、2人で分かち合える人生の意義を見つける。
夫婦関係(または恋人との関係)で悩んでいる(またはその徴候がある)方は、上に書いたことを思い出してみてください。
では。