先日、あるテレビ番組で言っていたのですが、今からほんの50年ほど前には女性が自転車に乗ることは良くないと考えられていたそうです。
子宮に悪い影響があるので、子供が産めなくなると言うんですね。
それで新聞の人生相談に女学校に自転車通学していた女性が、そのために縁談が破談になったとの投稿があったそうです。
勿論、現代の科学からみればまったく根拠がないことなんですが。
どうも本当のところは女性が自転車に乗るのは生意気だと思われていたことが理由らしいんですね。
当時は今よりもずっと男尊女卑の考えが一般的でしたから、なんでもかんでも押さえつけようとしたんでしょう。
そう云えば、田山花袋の小説(題名は忘れましたが、「蒲団」ではないと思います)にもそんな話が書いてあったような気がします。
今では、さすがに自転車云々は言わなくなりましたが、同じように根拠のないことで女性を縛ろうとする傾向は残っていると思います。
たとえば女性が煙草を吸うのは良くないと言いますね。
女性は赤ん坊を産むからなどと取ってつけたような理由を言って得々としている男性もいます。
しかし、本当は違うでしょう。
単に嫌なだけです。
男がやっていいことは女性がしても構わない。
当然のことです。
そう云えば、同じ新聞の人生相談で処女でない女性と結婚して死ぬほど後悔する男性の投稿もありましたが、これも本当に馬鹿ですね。
上に書いたように男性に許されるのならば女性にも許されるべきで、女性だけで純潔を守らなければならない理由なんかどこにもありません。
浮気でも同じです。
よく男の浮気は許されるなんてことを言う男性がいますが、何の根拠もない下らない意見としかいいようがない。
今のわれわれに50年前の人生相談を笑うことは多分できないでしょう。
日本に本当の意味での男女同権が根付くまでにはまだまだ道は遠いようです。
言うまでもありませんが、私はけっして喫煙や浮気を勧めているわけではありません。
念のため。
では。
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