
少々前のことですが、ある女子大生が日本テレビを訴えたそうです。
小さなクラブでホステスのアルバイトをしていた経験があることを理由に内定を取り消されたからです。
「高度の清廉性を求められるアナウンサーにふさわしくない」というのが日本テレビ側の言い分。
なるほどねえ、アナウンサーは高度に清廉なんですか。
あの人たちがねえ。
知らなかった。
そして、ホステスという職業は清廉ではない、清廉の反対ですから、汚濁だと。
当然、日本テレビの人たちは、そんな汚いクラブなんてところには足を踏み入れたことなんかないんでしょうね。
まあ、くだらない厭味はいいとして、これは明らかに職業差別でしょう。
テレビ局はこうした古くさい考え方と戦い、身をもって範を垂れるべきだと思うのですが、やっていることはまったく正反対。
自分たちは高尚だと思って気取るだけ。
まあ、裁判は日本テレビ側が負けるでしょう。
その時にどんな態度を取るか見物ですね。
多分、醜態をさらして視聴者の信用をさらに失うことになると思いますが。
しかし、この件については他のテレビ局はまったく触れていませんでした。
テレビ局の普段はライバル同士でも、外からの攻撃があると団結して自分たちの立場を守ろうとする姿勢は健在だったようです。
ところで、この問題ではクラブのホステスですが、これがAV出演や風俗で働いたことがあるなんて前歴だったらどうでしょう。
まあ、当然、内定は取り消され、裁判にもならないでしょうね。
仮に裁判をしても女性側が勝てる可能性は低いんじゃないかな。
皆さん、職業に貴賤はないなんて言いますが、こんなのは建前で、裁判所でもAV嬢や風俗嬢には偏見をもっていることは間違いないでしょう。
話はずれますが、恋人がAVや風俗で働いていたことを隠していたことを知ったら、大抵の男性はものすごいショックを受けるようです。
このたぐいの人生相談を何回か見たことがあります。
はっきりとは覚えていませんが、その時の回答は、彼女のことを愛しているのなら、忘れてあげなさいといった感じだったかな。
きれいごとですね。
忘れられるのなら相談なんかしません。
AVや風俗は多くの男性がお世話になっていると思うのですが、そこで働く女性は認めないというのは正に矛盾です。
しかし、これは感情的な問題ですから非常に難しい。
私にも正解がわかるわけではありませんが、やはり性に関わる職業は差別の対象になるのは仕方がないのかも知れませんね。
クラブのホステスもその境界にあるような仕事だと思う人(男性に限りません)が多いから、今回のような問題が起きたのでしょう。
では。
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