
この記事は音声でも聞いていただくことができますので、是非聞いてみてください。
かなり前のことですが、有名女性誌でコーナーを持つある美容家・美容ライター(女性)がTwitterに投稿した文章が大反響を呼んだことがあります。
「私の知っているモテる男の人たちに共通しているのは、フレンチ、中華、和食のだいたい3軒くらいを事前に予約しておき、女の子に(予約していることをいわずに)どれが食べたいと聞いて、スマートに入店できるようにしておくということ」
いかがですか。
なんというか、あまりにも能天気ないいぐさというか、本当にこの女性は考えが足りない。
当然ながら、この投稿は大炎上。
まあそれそうでしょう。
店側の迷惑がぜんぜんわかっていない。
また、当日のキャンセルは100% のキャンセル料を払わなければいけないことも忘れている。
さらに、ドタキャンやノーショー(予約している店に行かないこと)を何度も繰り返すと店から出禁にされてしまう可能性もあります。
ネット民の反応に驚いた彼女はTweetを削除し、以下の発信をしました。
「昨日の軽はずみな発言で不快な気持ちにさせてしまった方、大変申し訳ございませんでした。決してそのような行為を良いとは思っていません。本当にすみませんでした。
その方々は、予約をしてキャンセルすることになっても他の人に譲って空席が出ないようにしたり、予約も何日も前からずっとキープするのではなく、女の子に聞く直前にお店に空き状況を聞くような形をとっていて、お店には迷惑をかけないように配慮はしていました。
ドタキャンやコースを頼んでいるにも関わらずキャンセルする、などといったお店側の迷惑になるようなことはしていませんでした。
言葉足らずだったこと、不快な気持ちにさせてしまったこと、お詫びいたします。すみませんでした」
ううむ、無理やりの言い訳丸出し。
なので、穴だらけ。
まず、日時や飲食店が既に決まっている予約を利用してくれる人を直前に見つけるなんてことができるわけがない。
「予約も何日も前からずっとキープするのではなく、女の子に聞く直前にお店に空き状況を聞く」というのも「予約していることをいわずに」と矛盾しています。
「私の知っているモテる男の人たちに共通している」とのことですが、もしそれが本当のことなら彼女は非常識な低レベルの男性に囲まれているということでしょう。
まあ、彼女は単にマウントを取りかっただけでしょうが、大きく外してしまった。
ところで、彼女もそうですが、日本では飲食店の予約キャンセルへの意識が非常に低いんですね。
ホテルや飛行機、新幹線といった料金を先払いする、または、クレジットカード番号の登録が必要な予約では、キャンセルをすれば料金を支払わなければならないという認識はあるでしょう。
しかし、飲食店に関しては予約してコースまで注文しているにも関わらず、何も食べていないからとキャンセル料を支払わなくてもよいと考える人がかなりいるのです。
ついでに書いておくと、始めから訪れる気がなく、キャンセルするために飲食店を予約することは、偽計業務妨害罪となる可能性もあるのですが。
そういえば、私も京都のある有名企業(東証一部上場)の社長がパリに1週間滞在したときに、毎晩、数軒の一流レストランの予約を取らされました。
その中の気が向いた1軒で食事をするというわけです(直前に決定)。
そして、当然ながら残りはノーショーになります。
それで私のところに確認や苦情が来るんです。
幸いキャンセル料を支払えなんていう店は1軒もありませんでしたが。
しかし、1回ノーショーをやると次の予約は受けて貰えませんからね。
社長は次にパリに来るのはかなり先のことですからいいのでしょうが、私にとってはいい迷惑でした。
その分野では日本でも超一流といわれる企業の社長でもその程度の意識だったということです。
これは現在でも変わっていないようですが。
最後に上記の彼女の発言に対する、ネット民の一番見事な返しを引用しておきます。
「俺が知っているイイ女に共通しているのはどこに連れていっても喜んでくれること」
では
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