先日、故瀬戸内寂聴氏について書いたとき、1日違いでやはり亡くなった細木数子さんは取り上げないのですかとのコメントをいただきました。
そうですねえ、その気がないことはなかったのですが、結構迷いました。
批判的なことを書くと、必ずやっかみと捉えられますから。
しかし、やはり鉄面皮の鰐鮫と呼ばれた私ですから、そんなことは気にしないことに。
考えをまとめるのに若干時間がかかりましたが。
ということで本題に入ります。
私は細木さんを占い師としても人間としてもまったく評価していません。
人間性については、いろんなところに沢山書いてありますからそちらをご覧ください。
かなりの悪行をおこなっていたようですが。
ただ、急いで言っておくと、人間性が最低であるからといって、占い師としての実力がないとは限りません。
しかし、彼女の場合は、これもどうも怪しい。
もちろん、テレビでしか見たことがありませんが、自分の好き嫌いだけで口をきいているようなところがありました。
そして、有名人やセレブには下手に出て、自分より下だと思う人間にはものすごく冷たく、厳しい態度で接する。
有名な｢地獄に落ちるわよ｣も単に気にいらない相手に連発していたような。
それから、言葉のセンスももう一つでしたね。
前にも書いたように、「アニマル梯団」のおさる氏とコアラ氏にそれぞれ｢モンキッキー｣と｢ハッピハッピー｣ に改名するように提言。
本気で考えたのか心配になるような名前です。
それでも改名の効果があったのならいいのですが、2人のその後はあまりぱっとしたものではないようです。
要するに、細木さんはテレビが生み出したスター占い師だったのだと思います。
毒舌でアクが強く、ある意味、視聴者うけがいいので、テレビ局が重宝したのでしょう。
そういえば、今でもテレビで占いをする占い師が何人かいますよね。
言わせていただけば、あまり感心しません。
本来、本人と占い師以外の人間がいるところでまともな鑑定はできません。
テレビ局のスタジオなんてもってのほかです。
実力があるとしても、テレビのような条件の下では力が出せるわけがない。
ついでに言うと、テレビ局は演出（やらせともいう）しますからね。
筋書きがあって、鑑定の結果も予め決まっていることが多い。
そんなことがわかっていてテレビ番組で鑑定をする占い師は、魂を売ったといっても過言でないでしょう。
ところで、私にもテレビ局からある新番組のレギュラー出演の話がきたことがあります。
当然ながら、私は、毅然として、飛びつきました。
言っていることが全然違うじゃないかと思うかも知れませんが、前にも書いたとおり、これが昭和ダブスタ男といわれる私の処世術なのだ。
ただ、この話は最終的には流れましたが（番組自体がなくなった)。
実は、私はテレビに何回か出演したことがありますので、明日はその時の話をしたいと思います。
では
