お客様は神様じゃない、ある「レンタル彼女」の場合

あるモーニングショーを見ていると「レンタル彼女」を職業としている女性が出演していました。

ご存じない方も多いでしょうから、「レンタル彼女」とはどのような仕事なのかを簡単にご紹介しましょう。

要するに、若い女性が客と1対1で、手を繋いで街を歩いたり、食事をしたり、お酒を飲んだり、映画を見たり、カラオケをしたり、公園を散歩したり、夜景を見たりなどまるで恋人同士のように相手をしてくれるわけです。

料金は、ネットの広告では、指名料が1時間ごとに5,000円(デートは2時間から)、出張料金(交通費)3,000円、そして、デート代負担とのことでした。

結構お金もかかるようです。

擬似恋愛ですが、性的サービスはありません。

しかし、本当にいろいろなことを考えますねえ。

女性のほうもいわゆる風俗ではないので、気軽に仕事にできるのかな。

依頼する方も一般の女性に声を掛ける勇気がなかったり、そもそも女性と知り合う機会さえないという男性なんでしょう。

と思っていたら、上記の女性によると、クライアントにもいろいろいて、そんなに大人しい男性ばかりではないのだそうです。

彼女の話では、客にジュースを飲みたいと頼んだら、水でも飲めという、かなり「渋い」客が(彼女の表現では「くそ客」)いるとのこと。

当然ながら、禁止されている性的サービスを要求されることもあります。

彼女は、「お客様は神様」だと思っているからサービスする側を下に見て、無理なことを命令すると主張します。

商品を販売したり、サービスを提供する側と、それを購入・利用する客は完全に対等のはずだと。

まあ、考え方は間違っていないでしょう。

しかし、それは自分がサービス側になったからそう思うようになったのではないでしょうか。

実は、一般視聴者を対象にしたあるアンケートが行なわれています。

「あなたは店員に不愉快な態度を取ったことがありますか?」(「レンタル彼女」だけが対象ではありません)。

結果は「ない」が約60%、「ある」20%、残り20%は「わからない」、となっています。

案外少ないような気がしますが、注意すべきは本人が自覚していなかったり、正直に回答していないケースがかなりあると推測されることです。

実際には「ある」は倍以上あると思います。

ほとんどの人が、自分が「被害者側」である時は敏感になり、「加害者側」の時はとんでもなく鈍感になりますから。

しかし、サービスに不満がある時はどうすればいいのでしょう。

たとえば、注文の順番を間違えて、ものすごく待たされるといった、我慢できないようなこともありますよね。

優しく伝えればいいとの意見もあるでしょうが、それだと通じないことも多い。

これは聞いた話ですが、注文とは違うものを出された客が申し訳なさそうに指摘したところ、ウェイトレスは「何か文句言ってるよ」とコックに告げ、二人で笑いものにしたそうです。

その客は仕方なく黙って食べたのですが、金を払う時に再び嘲笑されたとのこと。

まあ、これは極端な例ですが、客が不快に感じていることをきちんと伝えることは必要でしょう。

私も、レストランでのことではありませんが、意図的に激怒して不良品を交換してもらったことがあります。

対応がものすごく早かったなあ。

ですから、少々の不手際であれば、優しく声をかけ、許しがたいミスには強硬に抗議するのがいいと思います。

ただし、どんなときでも自分を見失うようないことは絶対に避けるべきでしょう。

下手をすると警察沙汰になりますからね。

では

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